コラム
【専門店が教える】車のガラスコーティングって必要？した方がいいの？
カーコーティングを検討しておられたり、
ディーラーなどでガラスコーティングを勧められた方にとって、
コーティングは本当に必要なものなのか？した方が良いのか、しない方がいいのか？
気になるのではないでしょうか。
特に、インターネットでガラスコーティングについて調べたりすると、
口コミなどで「ガラスコーティングをして失敗した・後悔した」という声もあって、
正直な所どうなんだ？と、戸惑うこともあるでしょう。
そこでこのコラムでは、
まず「ガラスコーティングはしない方がいい。」と感じた方たちの理由や、
ガラスコーティングをしない方が良い人の特徴についてご紹介します。
そしてそれを踏まえた上で、ガラスコーティングをすることのメリットと、
コーティングで後悔しないためにできることを、
カーコーティングの専門店が徹底解説します。
「ガラスコーティングはしない方がいい。」そう感じた人たちの理由。
高い金額を払った割に、期待したほどのコーティング効果や撥水力ではなかった。
「ガラスコーティングはしない方がいい。」
そう感じた人たちの背後には、いくつかの理由が隠れています。
その1つ目の理由は、
期待したほどのコーティング効果や撥水力ではなかったということです。
なぜこのような感想・意見が出てしまうことがあるのでしょうか。
そこにはいくつかの要素が考えられます。
◆ガラスコーティングにも、「ガラス」と「ガラス系」がある。
実は、ガラスコーティングには、
「ガラス」と「ガラス系」があることをご存じでしょうか。
ガラスコーティングの主成分である「ガラス」の配合割合によって、
表現の仕方が変わってくるのです。
ガラス成分を主体としたものであれば「ガラスコーティング」、
ガラス成分も含まれてるがその割合が低く、
他の溶剤と混ざり合っていれば「ガラス系コーティング」となります。
そしてこの両者には、耐久性や持続性の面で大きな差が出ると言えます。
硬いガラス被膜が多く含まれている「ガラスコーティング」の方が、
ボディへの定着性が強く、より長期間にわたってコーティング効果が持続するのです。
ですから、もし期待したほどコーティング効果が持続しなかった場合、
それは「ガラス系」コーティングであったかもしれません。
◆下地処理がきちんと施されていなかった。
ディーラーなどで新車購入時にコーティングを勧められたので、
金額は安くなかったけど期待を込めてコーティングしたという方も、
いらっしゃると思います。
しかし、当店にお越しくださるお客様の中には、
「ディーラーでコーティングしたのに効果がすぐになくなってしまった」、
とご相談に来る方もいらっしゃいます。
なぜ、そのような声が出てくるのでしょうか？
それは、多くの場合「下地処理」がきちんとなされていないからです。
車のボディは、完成して外に出た瞬間から、
雨・風・紫外線・花粉・塵など様々な外的影響を受けることになります。
そして、いくら新車とはいえ、オーナー様のもとに届くまでには、
ある程度の期間その外的要素にさらされることになります。
ですから、塗装状態の良い新車へのコーティング施工であっても、
下地処理はきちんと行わなければなりません。
そうしなければ、コーティングの定着性が悪く、
ガラスコーティング本来の能力が発揮されないのです。
この点で、ディーラーではガラスコーティングをお客様より受注すると、
多くの場合、それを安い金額で外注業者に下請けに出しています。
そして、下請け業者はその提示された金額の範囲内で施工するため、
正直な所多くの時間をそこに割くことができません。
つまり、十分な下地処理が施されないまま、コーティングが塗布され、
それがお客様のもとへとご納車されていくのです。
メンテナンスフリー = コーティング後は何もしなくて良いと思っていた。
「ガラスコーティングはしない方がいい。」
そう感じた人たちの背後にある2つ目の理由は、
ガラスコーティングをした後は何もしなくて良いと思っていた、ということです。
コーティング施工店の中には、「メンテナンスフリー」を謳っていることも多くあります。
「当社のコーティング剤を塗布すれば、汚れは付かなくなります。
だから、メンテナンスもしなくて良いんです。」と宣伝しているのです。
それで、「この謳い文句に惹かれてコーティングをお願いしてみたけど、
結果は全然ダメだった。だからもうコーティングなんてしない。」
となるわけです。
カーコーティングを扱う同じ専門店として、
そのような結果になってしまったことをとても残念に思います。
そして、そのように感じられたお客様には、とても申し訳ない気持ちにもなります。
なぜなら、”コーティングにメンテナンスは必要不可欠”だからです。
実際のところ、コーティングしたらメンテナンスは必要ない、
ということはあり得ません。「必ず必要」になります。
なぜそういえるのでしょうか？
それは、コーティングによって確かに汚れが付きにくく落としやすくなるとはいえ、
コーティング被膜がすべての外的要素に打ち勝てるわけではないからです。
例えば、水に含まれるミネラルの残留物によってできる、
イオンデポジット（初期の雨染み）やウォータースポットは、
どんなコーティング剤を塗布していたとしても必ずボディに付着します。
そして放っておくと、それらの雨染みはコーティング被膜だけでなく、
塗装面にまで浸食・固着し、研磨しなければ除去できない状態になってしまいます。
また、花粉や鳥糞などの場合はもっと注意が必要で、
それらに含まれる有機酸や酸性物質がコーティング被膜は疎か、
塗装面も溶解・浸食していきます。
つまり、コーティングが確かに塗装面の保護に役立つものであるとしても、
定期的なメンテナンスは必要であり、勘違いすると手遅れになってしまうのです。
専門店から見た、ガラスコーティングしない方が良い人の特徴。
では、カーコーティングの専門店から見て、
ガラスコーティングをしない方が良い。
と言える人の特徴はどのようなものなのでしょうか。
それは、次のようなお考えをお持ちの方に該当すると言えるでしょう。
●車は単なる移動手段。
●車のボディが汚れていても全然気にならない。
●手洗い洗車なんて全くしないし、洗車機にすらほどんど入れることはない。
●手洗い洗車は嫌いだから、洗車機しか使わない。
先ほどもご説明したように、
ガラスコーティングはメンテナンスを前提としたアイテムです。
大切な愛車のケアを楽しくラクに行うサポートをしてくれるのがコーティングであり、
それによっていつまでも美しい艶と輝きを持続できるのが、
カーコーティングの醍醐味なのです。
ですから、ガラスコーティングは、
少しでもキレイな状態を維持して大事に乗りたい、という方にこそ、
おススメのカーケアと言えるのです。
ガラスコーティングをすることのメリットとは？
では、これらのことを踏まえた上での、
ガラスコーティングのメリットとは何なのでしょうか？
この点で当店（ウエラ名古屋）では、
以前より当店をご利用くださっている廣永さまにインタビューして、
率直なご意見をお伺いしたことがあります。
※特別インタビューの内容については、こちらもください。↓↓
https://procarcoat.com/interview-cx8.html
そのインタビューの中では、廣永さまに、
「ガラスコーティングを検討中の方にその良さを伝えるとしたら、
どんなことですか？」という質問を投げかけてみたことがあります。
廣永さまは次のように答えてくださいました。
「やっぱり一番分かりやすいのは、洗車がすごく楽になることだと思います。
しかも、ずっと新車のようなきれいな状態が続きますからね。
あとは、洗車をしたときに汚れがサッと落ちて水を弾くのがすごく気持ちいいことかな。
でもこれは洗車が好きな人じゃないと分からない感覚かもしれませんね。」
このように廣永さまは、洗車がラクになることを1番のメリットに挙げておられました。
実際、廣永さまは週1回のペースで愛車を洗車しておられるそうですが、
コーティングを施工する前は2時間ほど洗車に時間を割いていたようです。
しかし、ガラスコーティング施工後は、なんとその時間が1時間に短縮。
1週間の間に水垢などの汚れが付いても、コーティングしてあることで、
簡単に汚れが落ちていくということを実感しておられました。
つまり、ガラスコーティングは、
少しでもキレイな状態を維持して大事に乗りたい、
そして洗車を楽しくラクに行いたいという方にとって、
最高にメリットのあるカーケア商品なのです。
ガラスコーティングで失敗・後悔しないためにできること。
いかがでしょうか。
ここまでの部分で、ガラスコーティングはした方が良いのか？しない方が良いのか？
そのことをいくつかの要素から解説してきました。
ここまでの内容を見て、「ガラスコーティングをしてみたいな。」と、
思われた方もいらっしゃることでしょう。
では最後に、そんな皆さまの思いを応援すべく、
ガラスコーティングで失敗・後悔しないためにできることをお教えしましょう！
ガラスコーティングをしたいなら、専門店に依頼しよう！
専門店、ディーラー、ガソリンスタンド…。
ガラスコーティングを提供する業者はたくさんあります。
しかし、丁寧で時間をかけた下地処理、こだわりのコーティング剤、
そして「いつまでも…」を継続できるアフターフォロー、
そのすべてを提供できるのは、カーコーティングの専門店だけです。
ディーラーは、車を売るのが本業、
ガソリンスタンドは、ガソリンを売るのが本業です。
ガラスコーティングをしたいなら、
コーティングと日々向き合う専門職人がいる、カーコーティング専門店をお選びください。
ガラスコーティングについて納得が行くまで施工店に問い合わせ続けよう！
ガラスコーティングと一言にいっても、そこには数多くの種類があります。
そして、それぞれのコーティング剤にこだわりがあり、含有する成分も異なります。
ですから、自分がコーティングに対してどんなイメージを持ち、
どんなコーティング効果や耐久性を求めているのか、
また、依頼しようとしているお店がどんなコーティングを扱っているのかを、
よく考えて調べましょう。
そして、ただ謳い文句だけに踊らされるのではなく、
納得が行くまで問い合わせを続けましょう。
それにとことん付き合い親切に説明してくれるお店、
デメリットになる面もきちんと説明してくれるお店なら、
その信頼できるお店で後悔することはないでしょう。
定期的にメンテナンスしよう！
カーコーティングは、塗装の上にコーティング被膜をつくり、
それによって塗装を守ることを目的としたカーケアアイテムです。
しかし、だからといってメンテナンスしなくても良くなるというわけではありません。
もちろん汚れが付きにくくはなりますが、汚れが付かなくなることはないからです。
それで、塗装面を保護してくれているコーティング被膜を、
メンテナンスによって労わり、本来の働きが持続するようにサポートしてあげましょう。
コーティング被膜のおかげでメンテナンスの時間は短時間で済むようになりますから、
ぜひ楽しくメンテナンスしていただきたいと思います。
ただし、出来る限り洗車機の使用は避けることをお勧めします。
もしガラスコーティングをした後、自分でメンテナンスするのが難しければ、
カーコーティングの専門店にメンテナンスをお願いしましょう。
まとめ
ここまでで、「車のガラスコーティングって必要？した方がいいの？」
ということについて考えてきました。
もし皆さんが少しでも、キレイな状態を維持して大事に乗っていきたいという思いをお持ちなら、
ガラスコーティングしてみることを専門店としてお勧めします。
もちろんガラスコーティングをした後もメンテナンスは必要になります。
でもガラスコーティングを施せば、本当に洗車が楽しくなります。
ガラスコーティングを検討しているなら、
ぜひアフタフォロー体制も充実したコーティング専門店に大切な愛車をお預けください。
執筆
執筆者
1972年創業 カーコーティング専門店
株式会社ウエラ名古屋
ガラスコーティング名古屋.com（https://procarcoat.com/）
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プロが教えるコーティング後の洗車の仕方については、下記URLからご覧ください。
コーティング後の洗車ってどうすればいい？プロ直伝！5つのコツとは？
ディーラーや某全国チェーンショップとの違いは何なのか？
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